今回は、jagrosh氏が作成したJMusicBotを日本語訳したJMusicBot JPの紹介と導入方法をご紹介します。
JMusicBot JPの特徴
- ローカルにある音声ファイルを再生できます。
- Python版よりエラーが起きにくいです。
- 設定項目が少ないです。
- JMusicBotのテキストがすべて日本語です。
- 処理速度が速いです。
- ニコニコ動画の再生に対応
- 独自機能もあります!
インストール
javaのインストール
まず、java11のインストールを行います。
まず、以下のコマンドを実行してjava8をインストールします。
rootアカウントでインストールを行う場合はsudoは必要ありません。
sudo yum install java-11-openjdk
インストールできたか確認したい場合は
java -version
で確認することができます。
JMusicBot JPのインストール
下のリンクからconfig.txtとJMusicBot-JP-0.x.x.jarをダウンロードして下さい。
ダウンロードしたら以下のようになります。
windowsのエクスプローラで見るとこんな感じです。
playlistsは作らなくても大丈夫です。
Botアカウントを作成
下のページにアクセスして下さい。
Application一覧が表示されます。ボットを作成してない方は何もないと思います。
そうしたら、右上にあるボタンをクリックしてください。
そしたら次の画像のように名前を入力します。
入力する内容は自由です。
入力したらCreateをクリックしてください。
次は、アイコンなどを設定します。
次に、左のメニューのBotをクリックして、Add Botをクリックしてください。
そうすると、確認画面が出てくるのでYes, do it!をクリックして下さい。
そうしたら、Click to Reveal Tokenをクリックして表示されたトークンをコピーしてメモ帳などにメモして下さい。
Botをサーバーに入れる
Botのアカウントを作成したので次は作成したボットをサーバーに入れます。
まず、左にあるメニューの中のOAuth2をクリックします。
下の方にスクロールしてSCOPES欄の中のbotの横にあるチェックボックスにチェックを入れます。
チェックを入れるとBOT PERMISSIONSが出てくるのでその中のAdministratorチェックを入れます。
そして作成されたURLをコピーして下さい。
このリンクでBotをサーバーに入れることができます。
コピーしたURLを新規タブで開きます。
開くと入れるサーバーを選択する画面になります。
ここでボットを入れたいサーバーを選んでください。
選択したら認証をクリックします。
すると、認証画面に行きますのでチェックボックスをクリックして認証します。
参加メッセージが来たら完了です。
JMusicBot JPの設定を変更
初めにダウンロードしたファイルがある階層まで移動してvim config.txtを実行します。
メモしておいたボットトークンをtoken =の後に入力してください。
所有者IDには自分のユーザーIDを入力します。自分のユーザーIDはユーザー設定→テーマ→開発者モードをONにして、自分のユーザー名を右クリック→IDをコピーでコピーすることができます。
次に、コマンドのprefix(接頭辞)を変更します。
初期設定では@メッション でボットを操作することができます。けれども、いちいちメッションを打つのは面倒なのでお好みのものに変更する事をおすすめします。
prefix=”@mention” と書いてあるところをprefix=”!”に変更します。
token、owner、prefixの変更が終わったら上書き保存して閉じます。
ボットを起動
configの設定が終わったら起動です。
コンソールでjava -jar JMusicBot-JP-0.x.x.jar を実行してボットを起動します。
Finished Loading!が表示されたら起動完了です。
使い方
コマンドの一覧と簡単な使い方を表示
その他のコマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
!!lyrics [song name] | 現在再生中の曲の歌詞を表示します |
!!nowplaying | 現在再生中の曲を表示します |
!!play | 指定された曲を再生します |
!!playlists | 利用可能なプレイリストを表示します |
!!queue [pagenum] | 現在のキューを表示します |
!!remove <キュー番号|ALL> | キューから曲を削除します |
!!search | 提供されたクエリのYouTubeを検索します。 |
!!scsearch | SoundCloudで提供されたクエリを検索します。 |
!!shuffle | 追加した曲をシャッフル |
!!skip | 現在流れている曲をスキップするリクエストをする |
コマンド | 説明 |
---|---|
!!forceskip | 現在の曲をスキップします |
!!movetrack | 現在の列のポジションを別のポジションへ移動させてください。 |
!!pause | 現在の曲を一時停止します |
!!playnext | 次にこの曲を再生する |
!!repeat [on|off] | 終了したら音楽をキューに再追加します |
!!skipto | 指定された曲にスキップします |
!!stop | 現在の曲を停止してキューをクリアします |
!!volume [0-150] | 音量を設定または表示します |
コマンド | 説明 |
---|---|
!!setdj < 役割名 |NONE> | ボットコマンドを使用できる役割DJを設定します。 |
!!settc < チャンネル名 |NONE> | ボットのコマンドチャンネルを設定します |
!!setvc <チャンネル名|NONE> | 音楽を再生するための音声チャンネルを設定します。 |
このコマンドはボットのオーナー(所有者)が使用できます。
コマンド | 説明 |
---|---|
!!autoplaylist | サーバーのデフォルトのプレイリストを設定します。 |
!!playlist | プレイリスト管理 |
!!setavatar | ボットのアバターを設定します |
!!setgame [action] [game] | ボットがプレイしているゲームを設定します |
!!setname | ボットの名前を設定します。 |
!!setstatus | ボットが表示するステータスを設定します |
!!shutdown | 安全にシャットダウン |
プレイリストの設定
まず、JMusicBotのjarファイルがある場所にPlaylistsがあることを確認してください。
確認をしたら下記のコマンドを実行してプレイリストを作成します。
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