今回は、Cosgy Devで開発している読み上げボットの新機能を紹介したいと思います。
この記事での内容は読み上げボットv0.4.xの内容です。
この記事を読んでこのボットをホストしてみたいと思った方はぜひチャレンジしてみて下さい。
VPSサーバーを借りてボットをホストしてみて下さい。
お名前.com VPS
ConoHa VPS
などのホスティングサービスがおすすめです。
ボットをホストする方法か下記の記事を参考にして下さい。
新機能
新しく追加された機能は以下のとおりです。
- 英語の読み上げ
- ニックネーム(サーバープロフィール)の読み上げ機能
- 自動退出機能
- スポイラーの読み上げに対応
- 翻訳コマンドの追加
- 開発言語をJavaからKotlinへ変更
- GUIにシステム情報を表示するタブを追加
- 辞書にすでに単語が登録されている際の上書き確認メッセージを追加
英語の読み上げ
英語の読み上げ機能はボットの内部にある辞書から完全一致した英単語をカタカナに置き換える機能です。
変換は「NVDA 日本語版の辞書」を使用して単語ごとに分割した文字列を辞書から探して完全一致したものを置き換える処理になっています。
サーバーごとに設定できる辞書に英語の読み方が指定されている場合はそちらが優先されます。
ニックネームの読み上げ
ユーザー名を読み上げるか、サーバープロフィールで設定したニックネームを読み上げるかを設定できるようになりました。
この設定はサーバーの管理者が設定することができます。ユーザーがサーバーニックネームを設定していない場合はユーザープロフィールのユーザー名を読み上げます。
サーバーニックネームは画像の場所で変更することができます。
自動退出機能
この機能は実装するのを忘れていたものです。
VCにユーザーが指定秒数いなかった場合、ボットが自動退出する機能です。
この機能を有効にすることで手動でbyeコマンドを実行する必要が無くなります。
この設定は、ボットのコンフィグファイルで設定することができるの下の画像を参考にぜひ設定してみて下さい。
スポイラーの読み上げに対応
今までスポイラーが含まれているメッセージを読み上げる際は、スポイラーに設定されているメッセージも読み上げしていましたが、今回の更新で、スポイラーに設定されている部分は「スポイラー」と読み上げるようになりました。
これでVCでボットがネタバレ部分を読み上げてしまうという事故を無くすことができると思います。
翻訳機能の追加
この機能は読み上げには関係ありませんが、あると便利かなと思い実装しました。
DeepLのAPIを利用して高品質な翻訳を提供できるようにしています。この機能を利用する際はDeepLのAPIキーを作成する必要があるので注意して下さい。
設定方法は気が向いたら記事を作成したいと思います。
開発言語をJavaからKotlinに変更
今までボットの開発はJavaで行っていましたが、今回のバージョンからKotlinに変更しました。
使用感的は特に変わりませんし、追加でインストールするものもないので気にせず今まで通りJarファイルを実行するだけでボットを起動できます。
GUIにシステム情報タブを追加
WindowsやLinuxのGUI環境でボットを実行した際に表示されるGUIにシステム情報タブを追加しました。
コンピュータの詳細をこのタブで確認することができます。
辞書機能に上書き確認機能を追加
今まで、辞書にすでに同じ単語が登録されていた場合は、確認無しに上書き保存するようになっていましたが、今回のバージョンからすでに単語が登録されていた場合は上書きをするかの確認メッセージが表示されるようになりました。
その他の修正内容
辞書の単語を文字列長の長い順に置き換えるように変更したりなどの細かな修正が含まれています。
これからも読み上げボットにさまざまな機能を実装していき、使いやすいボットになるように頑張って開発をしていきたいと思います。
欲しい機能などがありましたらCosgy Dev公式DIscordサーバーでぜひ機能リクエストをして下さい。
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